「ロートエキス」が含まれている商品の効能効果に「食あたり」の記載がありましたが、本当におすすめして大丈夫なのでしょうか?
感染性の下痢が疑われる場合には、症状の悪化が懸念されるため、基本的にロートエキスやロペラミドは使わない方がよいでしょう。
止瀉薬(下痢止め)について質問があります。 「ビオフェルミン止瀉薬(※)」は成分にロートエキスが含まれていますが、効能効果に「食あたり」と記載があり、お客様にどのように説明すればよいのか悩みました。
食あたりと記載があってもおすすめしないほうがベターという解釈でしょうか? また、食あたりに関して、体内の細菌やウイルスなどを排出した方がよいと考えた場合、「ロペラミドやロートエキスは腸管の動きを抑制するからよくないが、正露丸やワカ末であれば正常な動きを助ける(止めるわけではない)ので服用可能」という解釈でよいでしょうか?
※ビオフェルミン止瀉薬の成分:タンニン酸アルブミン、ゲンノショウコエキス、ロートエキス、フェーカリス菌末
【村松】
感染性の下痢が疑われる場合には、症状の悪化が懸念されるため、基本的にロートエキスやロペラミドは使わない方がよいでしょう。
私も同じような疑問を持っていまして、とてもよい着眼点だと思いました。おっしゃる通り、感染性の下痢が疑われる場合には、症状の悪化が懸念されるため、基本的にロートエキスやロペラミドは使わない方がよいでしょう(ただし医療機関では、医師の判断で「体力の消耗」を抑えることを優先し、感染性の下痢に対してもロペラミドなどを使うこともあるようです)。
なお、ロペラミドは「食あたりなどの感染性の下痢」には基本的に使わないというのが一般的ですが、実際の市販薬の添付文書では以下のように記載があります。
ロペラミド単剤の商品 → 食あたり・水あたりへの効能効果なし
ロペラミドにほかの成分が配合された商品 → 食あたり・水あたりへの効能効果あり
矛盾していますよね。本来はロペラミドが配合されている時点で、「食あたり・水あたり」の効能効果は抜去すべきなのでしょうが、ロペラミド以外の成分に「食あたり・水あたり」の効能効果があると、それが反映されてしまうのだと推測されます。
また、正露丸やワカ末などの働きについては、そちらの解釈で問題ありません。
