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やけどに対し、殺菌消毒成分が配合された薬は使わない方がよいのでしょうか?

軽度のやけどの場合、使用を検討してもよいでしょう。

質問

やけどや傷薬の対応についてお聞きしたいです。 これまで私は上記の症状に対し、「クラシエ紫雲膏」をすすめていましたが、残念ながらメーカー廃盤となり、代わりに「メモA」が店頭に並びました。

「メモA」は効能効果に「軽度のやけど」や「切り傷」と記載があり、殺菌消毒成分としてクロルヘキシジングルコン酸塩液が配合されています。 しかし、近年、「消毒薬はやけどや傷口の治りが遅くなるので使わない方がよい」といった情報も度々見かけます。

どちらが正しいのでしょうか?

回答

【鈴木】

ひどいやけどの場合は刺激になるので、消毒液は使わない方がよいと考えます。

一方、指先などほんの少しの軽度のやけどであれば、アイシングをしっかり行った後、皮膚の保護や殺菌を目的に「メモA」を塗布することでかえって悪影響が出るようなことはないのでは、と思っております(つまり使用できる)。

やけどはセルフケアが難しい症状であり、皮膚の赤みがひどかったり、範囲が広かったり、痛みやヒリヒリが強い場合は受診勧奨します。

傷口の場合はおっしゃるように軽度であれば、消毒液を使わず水道水で洗うだけの方がよいこともありますが、明確に使わない方がよいとまでは私は考えておりません。

鈴木伸悟

薬剤師。書籍の執筆や全国各地での講演を通してOTC医薬品の正しい知識を発信中。