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幼児の「首の後ろ」にステロイドを使う場合、どのランクが適切ですか?

Weakのステロイドから検討するのがよいでしょう。

質問

まだオムツの取れていない幼児の湿疹(あせも?)で、相談を受けました。

  • 首の後ろと、腰の周囲にあせものような湿疹がある
  • かゆみがあり、ボリボリとかいてしまっている。かき壊しなし

「首の後ろは皮膚が薄い」と考え、

  1. ランク『Weak』のステロイド剤
  2. かゆみ止め成分メインのノンステロイドの市販薬

を提案しました。

後になって「かゆみが強いなら、Mediumのステロイド剤の方がしっかり症状を抑えられてよかったのでは…?」と考えてしまうのですが、部位が体幹部のみでなく、首の後ろと言う点が引っ掛かり、スッキリせずに悩んでいます。

このような場合、どのような市販薬の選択が適切なのでしょうか?

回答

【村松】

Weakのステロイドから検討するのがよいでしょう。

前頸部(首の前)のステロイドの吸収量が高いのは有名ですが、後頸部(首の後ろ)の吸収量について調べてみても、具体的な数値などはわかりませんでした。ただ、幼児(オムツが取れていないという情報から2~3歳でしょうか?)であることと、顔に近い部分ですので、まずはWeakのステロイドから検討するのが現実的であると考えます。 また、清潔に保つ&こまめに保湿するなどのアドバイスもおこなうようにしてください。

村松早織

薬剤師。登録販売者の資格取得や法定研修などを行う会社を運営中。